No.7 キャプテン・リノ

カードを使って壁と屋根を積み上げていき、どれだけ高くできるかを目指す協力ゲーム

カードを各プレイヤーに5枚ずつ屋根カードを配ります。真ん中に置かれた黄色いカードは基礎部分。微妙に折り目が付いて立ててあるのが壁カードです。水色の人形がリノ。

 

最初の手番のプレイヤーが、まず壁カードを置きます。くの字型に2枚使っているのは、基礎部分に目印が描いてあるからです。

 

最後に自分の手札から屋根カードを1枚置いて手番終了。屋根カードにくの字が1つ描いてあるのが見えますか?ここに次のプレイヤーが壁カードを置くのです。

 

2番目のプレイヤーが壁カードと屋根カードを置きました。今度の屋根カードにはくの字が2つ描かれていますね。そしてリノのマーク。リノマークがあるので…

 

リノくん、登ってきました。そして3番目のプレイヤーは壁カードを2枚置きました。このリノ人形、軽いんですが、高さがあるところに置くと、急に塔全体が不安定になります。リノのせいで倒れそうになることも…。リノを高層住宅に住まわせてあげるのがプレイヤー全員の目的なのですが、リノがお家を倒すせいで、協力プレーが勝ち負けの遊びになったりします。

 

手番進んでいくとこんなにも高い戸建住宅ができあがります。ほら、またリノさんが最上階に…。この時は撮影用に私が一人で積んでいきましたが、子ども達と遊ぶとさすがにココまでは高くできないまま倒れてしまいます。

 

あー!倒れてしまいました!ざんねん!子ども達と遊ぶときは、協力と言ってもピンとこないので、倒した人が負けというルールで遊ぶのが分かりやすいです。手札となる屋根カードにはリノマークのほかにも、1度に2枚出せる屋根カード、手番順が逆になるカードなども存在します。

 

このゲームの基本情報

商品名:キャプテン・リノ

対象年齢:5歳以上

メーカー希望小売価格:2,200円(税込)

プレイ人数:2~5人

プレイ時間:10~15分

 

楽しさのポイント:カードを積み上げるというシンプルなルール。積み上げたものは倒れるという見通しは幼い子にも分かりやすい。積んだカードが倒れても、たかがカードなので危険はありません。手番の最後に置く屋根カードには次の人が置く壁カードの位置が描かれていますが、それを無視して好きなように壁カードを置いてOKにしてしまえばグッと自由度が上がります。子どもの理解度に合わせてルールを無くしたり縛りを強くしたりしながら、全員が楽しめるように落としどころを見つけられる懐の深さもあります。

こういうゲームをして気付くのは、そーっと指先をつかって慎重に物を動かすという体験のまぁ少ないこと。3歳児くらいには難しいかもしれませんが、4、5歳児にはこういう遊び方を提案しても良いかもしれません。

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