子どもの遊びとしてボードゲームが良いのはなぜか?
子どもの発達という観点から、ボードゲームを紹介するコーナーです。
テレビゲームよりもトランプやウノの方が、未就学児の遊びとしては適していそうな気がしませんか?そういう価値観で話をします。ボードゲームの対極にテレビゲームがあって、テレビゲームは悪で、ボードゲームが善のような入りですが、テレビゲームを全面否定するものではありません。しかし保育園でテレビゲームをさせるわけにはいきませんから、保育という環境を踏まえたうえで遊びを考えた場合、ボードゲームをお勧めします、というコーナーです。
ボードゲームの良いところをいくつか挙げてみます。
・コミュニケーションが必須だということ➡友達や親兄弟と会話をしながら遊べます。
・幼児の思考スピードで遊べるということ➡制限時間もなく、反射神経も必要ありません。
・勝ち負けを短時間で繰り返し味わえる➡達成感と悔しさを経験することは大切な事です。
・ルールや順番の理解力が向上する➡ルールや順番という制約があるからこその楽しさは、おままごとやブロック遊びでは得られない体験です。
・ルールはわりと柔軟➡テレビゲームと違い、ルールを簡略化することができるのはアナログの良さです。
・短時間で完結する➡夕食後や就寝前など、ちょっとした時間で遊べます。
・健康的➡これは完全にテレビゲームを意識しています。視力低下、生活リズムへの悪影響などの心配は、ボードゲームにはありません。
保育園の子ども達と遊んでいて感じたことですが、ボードゲームは割と手先を使います。カードを複数枚手の中で広げたり、カードの山から1枚取ったり、サイコロを振ったり、駒を動かしたり…。初めの頃は子ども達も苦労しながら慣れていきます。しかも紙素材のコンポーネントは丁寧に扱わないとどんどん傷んでいく。手先の駆使や物への意識を必要とするのもボードゲームの良いところです。
いくつか理屈をこねたところでボードゲームの紹介に入ります。ここでは主に、在園児たちと一緒に遊んで楽しめたものを中心にご紹介します。興味を持たれた方に向けて価格や対象年齢、遊べる人数、取扱い上の注意点などもお伝えしますので、楽しんでご覧ください。
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